学校長挨拶
筒賀小の存する筒賀地域は,平成16年10月1日に隣接する山県郡加計・戸河内両町と対等合併するまで115年に渡って森林の「村」として,その歴史を刻んでました。校区には,市間山や天上山などの緑豊かな1,000m級の山々が林立し,それらを源とする清流が太田川に注いでいます。地域には,全国レベルで評価される天上山水系の引き明けの森(日本の秘境百選)や井仁の棚田(日本の棚田百選)など誇りうる多様な自然・文化・景観が継承されています。
本校は,地域と共に歩む学校として,地域の皆様の多大な御支援を頂きその歴史を紡いできました。村が教育にかけた願いはことのほか熱く,昭和40年築の校舎は当時の人々の思いを具現化したものでした。この校舎も,建築以来半世紀が経過し,大規模改修によって教育環境の整備が図られました。また,同じ校舎内にある保育所との連携、近接する中学校との連携も充実し,ふるさとの教育を共創しようとする風土があります。
本校を取り巻くこのような社会・教育環境の現状を踏まえ,子どもたち一人一人の未来,そして地域の未来を創造し得る教育を展開するため,夢と志の実現に向かう“笑顔生み出す児童の育成”を図っていきます。一人一人が自らの笑顔を生み出し,ともどもに仲間と笑顔を共有できる教育を進めていきます。
学校教育目標「笑顔生み出す児童の育成」の実現に向けて,
「挑戦する子供」「体験をもとに気づく子供」 「対話を通して考える子供」を育ててまいります。
withコロナの状況は続きますが、安全安心な学校となり、地域の宝である子供達が互いに磨き合い,高まりあって輝けるよう,地域に根ざした教育活動と個性を生かした教育実践を教職員が一丸となって進めていきます。
引き続き,ご支援・ご協力をいただけますよう,よろしくお願い申し上げます。
令和6年4月1日
安芸太田町立筒賀小学校 校 長 免田 久美子