10月26日協調学習研修会(学びの変革推進協議会)
「学びの秋」まっさかりの今日この頃です。
26日には、校内で6年生の協調学習(知識構成型ジグソー法を用いた)授業研究会を行いました。
この会は、安芸太田町学びの変革推進協議会研修会として行い、町内小中学校の先生方が来校されました。
また、今年度、安芸太田町が文部科学省の指定を受けている「学びにおける先端技術の効果的な活用に関する実証事業」において、事業の実際を文部科学省担当者等が訪問調査する会も兼ねて行われました。
(感染症対策は十分に行った上で実施しています)
4月の参観日以来、多くの参観者に囲まれて、さすがの6年生も最初は緊張気味でしたが・・・。
やがていつもの姿に戻り、算数「組み合わせ方」についての問題を、対話をしながら解決していくことができました。大学の先生や文部科学省の方々からも、その熱心な学びの姿を高く評価していただきました。
さて、この教室はどこか・・・と言いますと。
以前はパソコン教室として使っていた部屋です。(図書室の向こう側にあります)
一人1台タブレットになり、以前のようにパソコン教室に行かないとパソコンが使えないという状況がなくなりました。パソコン教室としての役割を終えたので、この度「アクティブラーニングルーム(ALR)」として生まれ変わりました。
ここではどんなことができるか。部屋の入り口にはこんな掲示があります。
詳しくは、こちらをご覧ください⇒ALR掲示.pdf
この部屋は、子どもたちが様々な学習課題を協働的に解決しやすくするようなレイアウトになっています。
また、テーブルの上に置いてある「360°カメラ」と「ピンマイク」を使うことで、グループで協働的に考えているときの対話を録画&録音することができます。その音声は、ソフトを使うと音声認識から文字化することができます。教員は、自分の授業で子どもたちがどう学んだか、どんなことに疑問をもったり、考えを作り替えたりしていったのかを丁寧に見取ることができるようになります。そのことで、教員の授業力を上げることが目的です。
さらに、ここでの授業は、オンラインで遠く離れた大学の先生や他の学校に配信することもできます。
(個人情報保護の対策は済ませています。)
現在のように、行き来が難しい時でも、多くの先生方と授業研究ができるようにもなっています。
私たち教員が、子どもたちの学びの姿から、自らの授業力を高めていくためにもこのALRを有効に使っていきたいと思います。
子どもたちも教員も、アクティブに自らの学びを深めていく場所として、加計小学校に位置づいていければと思っています。
今後、参観日等でもここでの授業を見ていただけるように計画していきたいと思います。(校長)