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「安芸太田町原爆被害者の会」の方のお話【5年】

5年生の総合で「高齢者のくらし」について子どもたちの探究が始まっています。

先日の高齢者体験ののち、子どもたちは「安芸太田町でくらす高齢者の方々はどんな気持ちでおられるのだろうか」という疑問を持ったようです。

その中で、町内で被爆体験をもっておられる方のお話を聞きたいと考え、社会福祉協議会の方に連絡をとったところ、今回「安芸太田町原爆被害者の会」の皆さんにつないでいただきました。

今日、その会から4名の方に来ていただきお話を聞くことができました。

主に話をしてくださったのは今年93歳になる前川さん。

15歳の時に広島市中心部で被爆されました。

当日の朝のようす、同郷8名の学生で加計まで戻ってきたときのことをその当時を思い出しながら丁寧にお話いただきました。

原爆投下直後、崩れた家の中から脱出し、吉島の方から、広島市中心部を歩いて出発。

長束駅で可部線に乗れたこと。その列車で飯室まで戻った後、夜中に加計まで歩いて帰ったそうです。

途中、目にした悲惨な状況を子どもたちは、驚きとともに真剣に聴いていました。

本や映像で知っていることですが、今、目の前にいる人から直接聞く話ほど訴えることが多いものはありません。

被爆体験を直接聞くことができ、子どもたちは何を感じ、考えたでしょうか。

これから広島は、78回目の夏を迎えます。

5年生にとっては、いつも以上に考える夏になることでしょう。

貴重なお話をありがとうございました。